チョウの幼虫が食べる植物のことを「食草」や「食樹」といいます。
チョウの幼虫はそれぞれ特定の食草を食べて成長します。
例えば、ミカン科の植物はアゲハやクロアゲハたちの、アブラナ科の植物はモンシロチョウやツマキチョウたちの食草です。
チョウのメスは卵を産むために自分たちの食草を探していますから、もしお庭やベランダに呼んでみたいチョウがいるのなら、そのチョウの食草をガーデンに植えれば、やって来る確率がぐんと高まります。
幼虫が苦手でない方は、ぜひバタフライガーデンに食草を取り入れてみてください。
食草に産み付けられた卵をガーデンで羽化させることができれば、チョウの群舞も夢ではありません!
ここでは「身近なチョウ」の食草のなかで、一般的なお庭やベランダでのガーデニングに取り入れやすいものを中心に紹介していきます。
植物の入手や栽培方法や、増やし方、食草のリレープランのアイデアも提案しています。
身近なチョウには、1年に何回か世代を繰り返す多化性のチョウが多く、多化性のチョウの活動期間中は、ずっと食草の需要があります。
食草のリレープランとは、植物ごとの性質、例えば暑さに強いとか、寒さに強いとか、そういった性質を持つ植物たちの組み合わせをデザインすることで、チョウの活動シーズンを通して、食草を提供できるようにする工夫のことです。
butterfly host plants